はっぴぃソフィエル🌈always with you!

天使👼大好き主婦が日々の出来事をつづります。

がんと向き合う⑧ 退院とその後



 
”はっぴぃソフィエル🌈"にようこそ♪


がんと向き合う⑦のつづき


2月13日木曜日。
あっという間に退院日が来た。
前日には栄養相談、最後のリハビリなどを済ませ、あとは帰宅するのみ。
病棟看護師さんたちは意外とあっさりしていた。
楽しくおしゃべりした看護師さんたちの顔は見当たらず、T先生にもご挨拶せずの退院となった。

こちらは入院も退院も人生の一大事、でも病棟看護師さんたちにしてみればそれが日常茶飯事のことなのだ。
一人患者が退院して、また新しい患者を迎え入れる。それだけのことだ。
私も感傷に浸る暇はないのだった。

 

オットが運転してくれ自宅に到着。

体力は相当衰えている。階段上がるのも一歩一歩ゆっくり。傷口をかばってどうしても背中が丸まる。
悲しいけど猫背がさらにひどくなっている。
玄関を開けてもらい、中に入る。
ただいまおうちさん、帰って来たよ。帰ってこられてよかった。ありがとね。

うちに帰って洗面所で15㎝の生々しい傷跡を鏡に映してみる。
どの看護師さんにもお医者さんにも「きれい」「きれいですね」とほめてもらった傷跡。
この傷跡と曲がった背中が、起こったことが現実なのだと思い知らせてくれた。

猫もおそるおそる私の膝に乗っかってくる。覚えててくれてありがとね。
何よりも一番の感謝はオットへ。
ほぼ毎日顔を出してくれた。会社へ行かなくて済むとは言え、大変だったと思う。
慣れない家事、毎日届くアマゾンからの荷物。
私はベッドに横になってヒマで、オンラインショッピングの購買欲が半端なかった。(笑)
「もうこれ以上、物買わないでくれ〜、置く場所がない💦」と懇願されたさ~。

 

仕事から帰って来た息子もほっとしたようだった。
これまでになく優しく接してくれる。

 

夜、布団に海老のように丸まりながら、思いつくまま感謝の言葉を述べた。
私の身体に、がん細胞ちゃんに、免疫細胞ちゃんに、天使たちに、聖母マリアに、ヒラリオンに、高次の存在に。
家族に。友達にはMちゃんとTちゃんにしか伝えてなかったから彼女たちに。T先生に、看護師さんたちに、S病院に。
いつのまにか寝てしまっていた。


そして朝。
生きていることの感謝がしみじみ湧いてくる。
手を合わせ、森羅万象の神々に「生かさせていただきありがとうございます」と自然に言葉が出てきた。
今まで朝起きて一番に身体さんに感謝したことなどなかった。
生まれてから一度も休みなく鼓動してくれる心臓さん。3分の1になった胃ちゃん。
血液血管、一つ一つ知っている臓器、体の器官にありがとう、と伝えた。37兆の身体の細胞さん、ありがとう。

お日様にもありがとう。地球を照らし出してくれて、私たちの生命(いのち)を育んでくれてありがとう。

 

食べ物はおかゆとみそ汁の汁。
家族にはちゃんとご飯をつくったのでとても喜ばれた。焼き魚とか小松菜の煮びたしとか、大根の塩麴漬けとか。
素朴なものだけれど、これまでチルドのハンバーグとか冷食だったので、息子は大満足のようだった。

 

まずは退院報告をみんなへ。
実はTちゃんとMちゃんに入院のことは伝えていたけど、胃がんとは伝えていなかった。
この日初めてラインで告白すると、二人とも相当驚いていた。
Tちゃんは引き続きレイキヒーリングを遠隔で送ってくれることになった。
これが体力回復に大きく効果があった。
ぼわ~んと温かいエネルギーが届く。湯船に浸かっているよう。
遠隔を送ってもらってぴったり30分後に終わったのがわかる。
私はなんて恵まれているんだろう。ありがたや。
Tちゃんはデザイナーさんなのだけど、ヒーラーとしても充分やっていける。


退院したその日の夜から、714xの自己注射を再開した。
入院中に読んだ本では、腸内環境を整えるのが一番だそうだ。
なので腸を整えるサプリをアマゾンで購入しておいたので、飲み始めた。

日はゆっくり過ぎた。
世の中はコロナコロナで大騒ぎだったが、全然入ってこなかった。
ニュースもあえて見ないし、私はそれどころではなかった。

 

2月22日土曜日。
退院後10日。とある自主上映会に参加するため、初めて外出した。驚くくらい歩みがのろかった。
それは入院前日にもともと参加する予定だった上映会をキャンセルして、『愛の地球(ホシ)へ』を選択したので、当面この地域で上映されないこの映画は、どうしても観たかった。
その映画は
『かみさまとのやくそく』と『ひかりの国のおはなし』の2本立て。
やまちゃんという男性とその妹さんが主催で、『ひかりの国のおはなし』の唯一の出演者である、どいしゅうさんのお話もあった。

2本の映画を一緒に観る理由がよく分かった。
こちらの世界とあちらの世界。誕生と旅立ち。
それはとても心温まる上映会だった。
会場にはやまちゃんのご両親もいらして、お母様は映画の感想を述べ、お父様はお客様へのご挨拶をされた。
高齢のご両親がスピリチュアルに理解があるのが羨ましかった。素晴らしい家族愛。

 

「ひかりの国のおはなし」は今月末6月27日にズームで上映会と、どいしゅうさんと荻久保監督のトークショーがあります。

録画配信もあるのでオススメですよ💕

 


どいしゅうさんのカレンダーを買い、かつら制作のドネーションをいくばくかしたら、色紙を送ってくださることになった。

それはつい先日届き、今リビングのボードの上に飾ってある。
ピンクをベースにしたかわいらしい色紙から何かわくわくするエネルギーが出ている。
何かうまい言葉が見つからないなぁ、と思ってたらふっと思い出した。

そうだ、歓喜のエネルギーだ! 

あの色紙からあったかくて柔らかくて心躍るようなエネルギーが湧き出ているのだ。


f:id:sio358:20200615070945j:image


2月23日日曜日。
この日は近所の自然菜園にキャベツ収穫体験に出かけた。今思えば無謀なことだった。
傷跡はふさがっているが中の臓器はまだ回復はしていなかった。
けれど畑の土に触り、野菜の緑を見てリフレッシュした。とても気のいい場所だった。

 
がんと向き合う➈へつづく

 


最後までお読み下さり、ありがとうございます。

あなたはいつも愛され💖護られて✨います

これからの24時間が、愛と光と調和と豊かさに満たされた素晴らしい1日となりますように🙏

そしてそうなりました✨予祝✨